ガス＆エアコン代、節約の裏ワザ！毎日のことだから、即真似すれば効果大！
楽しく、明るく、幸せな節約生活！
今年に入ってから、光熱費や食料品などの値上げラッシュが続いています。そこで今回は、値上げラッシュを乗り越える節約術について、節約研究家の小松美和さんに、SBSアナウンサー牧野克彦がお話をうかがいました。※5月19日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。
牧野：小松さんのブログを拝見しました。ほかでは書かれていないような情報が多く、すごく興味深いです。小松さんは、節約生活を楽しんでいらっしゃいますよね？
小松：そうですね。節約して貯めたお金で家族旅行に行く、高級なディナーへ行くという夢があったので節約生活は辛くありませんでした。辛い生活は長続きしません。私の節約は心豊かになる節約生活です。子どもも含め家族みんなが夢に向かって協力してくれるので、ゲーム感覚で楽しめています。
牧野：やはり家族みんなの協力も必須なんですね。今回は、節約術をいくつか教えていただきます。まずは光熱費！ 大手ガス4社が5月から値上がりしました。ガス代を抑える節約術を教えてください！
ガス代を抑える節約術
小松：値上がりしたタイミングが節約実行のチャンスです。1. 料理をする時は中火で！
小松：料理をするとき、早く済ませようと強火でやっていませんか？ 節約を考えると「中火」がベストなんです。鍋からはみ出すほどの強火はガス代のムダ！ また鍋底の大きさで、熱の効率も変わってきます。底が広い鍋の方が火の当たる面も広いので、熱の伝わりがよくなり早く温まります。さらに鍋に付いている水滴を拭き取る！ふきこぼれなどの汚れで、コンロのバーナーが目詰まりすると熱効率が落ちるので、こまめにコンロを掃除するなど、こまかな気遣いも節約には大事です。牧野：家に帰ったらすぐ鍋の形をチェックします！
2. 同時にゆでて節約！
小松：パスタを作る時、スパゲッティと付け合わせの野菜を別々に茹でていては、ガス代が2倍になってしまいます。パスタを茹でている鍋でブロッコリーやニンジンなどの野菜も一緒に茹でてしまえば、ガス代半分、時間も短縮で一石二鳥です。3. コンロを連続で使用して節約！
小松：ガスのコンロがいくつかある場合、一つを連続して使うと、使っていないコンロに新たに火をつけるよりも熱効率がよく、およそ4％もお得です。牧野：知らなかったです！
小松：順序よく料理をすれば経済的ですし、下ごしらえをしておけば、次から次へと鍋やフライパンを火にかけることができます。節約は楽しく！ 明るく！ 幸せに！ 節約をしながら美味しい料理で、楽しい食事の時間を過ごしてください。
牧野：コンロは同じところを使うよう心がけていきます！ これからの時期に特にお金がかかってくるのは、エアコンを使うので電気代ですよね。夏のエアコンの節約術も教えてください。
夏のエアコンの節約術
小松：設定温度を気にせずに、エアコンをつけっぱなしにしていませんか。それだと、夏場の暑さとクーラーで冷えきった温度差に身体が対応できずにだるくなったり、風邪を引きやすくなったりします。夏場の温度設定は、除湿の27～29度がおすすめです。ご自宅のエアコンの除湿が弱冷房除湿であれば、冷房より消費電力は少なくなることが多いです。冷たい空気というのは重いので下に広がるものです。扇風機をエアコンと併用すれば、冷たい空気を上にも拡散できるので効率的に室内の温度を下げることができます。
また、室外機の周りに物を置かないことも重要です。 風通しのいい場所に設置し、草などが生えていたら切っておきましょう。
定期的にフィルターの掃除を行ったり、クーラーをつけている時間を1時間短縮するだけでもかなりの節約になります。一方で、電源のオンオフを頻繁に行うのもいいことではありません。そのたびにエアコンは部屋を冷やそうとするため、フル稼働に余計に電気代がかかります。初めは冷房で一気に冷やして、部屋が冷えてきたら除湿に切り替えています。
ちなみにエアコンの除湿機能には大きく分けて2つあります。
■弱冷房除湿
部屋の温度を下げすぎないように、冷房を弱めて除湿する。（除湿／少なめ、電気代／少なめ）
■再熱除湿
一度冷房で除湿し、冷えた空気をヒーターで再び温めて戻すもの。（除湿／しっかり、電気代／高め）
同じ気温でも湿度の違いで「暑い」と感じたり「涼しい」と感じたりします。湿度が高いと暑いと感じ、湿度が低いと涼しいと感じます。除湿は部屋の湿度を低くすることで、温度を下げなくても快適に過ごせる機能なので、有効に使いたいものです。自宅のエアコンがどちらのタイプの除湿かは、メーカーやシリーズ、年代によっても違います。取り扱い説明書やホームページ、問い合わせなどで調べてみてください。
電気会社によって、電気料金の夜間割引サービスもありますので、管轄している電力会社に問い合わせて、その家庭にあったプランを選択するといいでしょう。
牧野：共働きで昼はあまり家にいないなど、そういう家庭に合ったプランなんかもありますしね。確認してみたいと思います。今日はありがとうございました！
今回お話をうかがったのは……小松美和さん
節約研究家。節約研究家。6年間で1000万円を貯め、キャッシュで一戸建てを買うという夢を叶える。ABCラジオ『朝も早よから芦沢誠です』にレギュラー出演中。著書『月給13万円でも1000万円貯まる節約生活』(アスコム)。公式HP「節約研究家 小松美和オフィシャルサイト」
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