伊東市広野にあります“よねわか記念公園 よねわかの足湯”にお邪魔しました。 交差点の角にあり、街の中に突如現れる足湯なんです。
正方形の足湯は、一辺に大人3人くらいがゆったりと座れます。 立派な屋根もついているので、雨の日でも安心♪観光客はもちろんのこと、ご近所の方が毎日の様に訪れるそうですよ。
無色透明の透き通ったお湯は、足をつけてみるとちょうどいい温度でした。 しばらく入っていると、足先から体全体がポカポカしてきましたよ。
毎日こちらに来て1時間くらい浸かっているお父さんにお話を聞いたところ… この足湯の名前にもなっている『よねわか』さんは、寿々木米若さんのこと。
敷地の中には、寿々木米若さんの銅像もありました。 新潟出身の米若さんは浪曲師として有名な方で、戦争の時に疎開してきた地が伊東だったそうです。そこで出会った伊東の温泉がとても気に入り、この地に“よねわか荘”という旅館を作りました。 昭和26年創業のよねわか荘は、およそ6000平方メートルの敷地に日本庭園や複数の露天風呂があり、14の客室は全て離れのお部屋で高級和風旅館として皆さんに親しまれていたそうですよ。 平成20年に皆さんに惜しまれつつ廃業となってしまいましたが、そのよねわか荘の温泉を伊東のみなさんに…という思いで、この足湯を建設し、伊東市に寄付されたそうです。
こちらの句も寿々木米若さんが詠んだ句です。もともとよねわか荘の敷地内にあったものを移築したそうです。
こちらのご夫妻もご近所の方で、お買い物ついでに立ち寄ることが多いんですって。
足湯の周りにはお庭も整備されていて、街の中の癒し処、オアシスです。この時期は桜もキレイに咲いていました。
始めまして同士でも会話が弾むのが足湯の魅力ですね。 こちらの足湯にいらっしゃる地元の方は、みんな“よねわか荘”のお話をしてくださいました。 ぜひ皆さんも“よねわかの足湯”のストーリーに触れながら温泉を堪能してみてはいかがでしょうか。
よねわかの足湯 利用時間 10時~16時 無料 http://www.city.ito.shizuoka.jp/kankou/html/onsen/hpg000005553.html
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