賀茂郡松崎町にある”長八の宿 山光荘”にお邪魔しました。
なまこ壁の美しいお宿。築何年なんだろう??色々な事を考えながら門をくぐりました。
こんにちは!と扉を開けたら炭の香りがして、優しそうな女将さんが出迎えてくれました。
炭の香りの正体は、いろりでした。椅子に座り、ゆっくりとお話を伺い、ほっこりとした気持ちになりました^ー^ 造り酒屋として建てられたこの建物は築200年以上。日本家屋って本当に長く住 めるんですね。
ここのお宿の展示スペース。入江長八の作品と、作家『つげ義春』さんの作品がありました。
入江長八の晩年の作品”ダルマ”今でも色褪せることもなく、生き生きしていました。
昭和42年8月、『つげ義春』さんが『長八の間』に宿泊し、漫画の中で”長八の間が”出てきます。それが縁で今でも年賀状のやり取りを行っているそうです。 その年賀状と漫画の展示がしてありました。
こちらが長八の作品がある蔵”長八の間”宿泊できるようになっています。 母屋と蔵の間に廊下を作り、雨でも濡れずに移動できるようになっています。築180年以上の蔵です。
蔵の中は2階建てになっていて、1階は食事スペース。
お雛様で見たことのある”長持” 実物はこんなに大きいんですね!!
「つげ義春」さんの作品のモデルとなった部屋。天井の低さなど、今の建築物では体験できない空間でした。 長八の作品は???どこだろう?探していると…
長八の間の外壁に、長八の作品がありました。触れる近さ!旅館には、四種の霊獣(作品)が存在。
まず一種類目、この虎は四神の中の白虎と推測。向かい側には、もう一匹白虎がいます。
こちらがもう一匹の白虎。『あ』、『ん』の対になっています。司る方 位は『西』、季節は『秋』だそうです。
この竜は四神の中の青竜と推測。司る方位は『東』、季節は『春』だそうです。どれも、動き出しそうな作品。
その他、四神の中の朱雀(すずめ)(司る方位は『南』、季節は『夏』)と玄武(亀)(司る方位は『北』、季節は『冬』)の作品がありました。 春夏秋冬・東西南北、入江長八の作品で守られているんですね^-^。
男湯は岩風呂、女湯は天井が高く窓があり、温室のように明るいお風呂です。
宿泊者には、紙コップと圧縮されたパックをプレゼント。何かな?と思っていたら、☆.。.:*・温泉水パック☆.。.:*・ 湯口から出 ている温泉水を紙コップに入れて、早速、生パック挑戦!
お風呂から出てくるときは、しっとりモチモチ☆.。.:*・
泉質:カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、 疾病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進等
松崎温泉 長八の宿 山光荘 TEL.0558-42-1047 〒410-3611 静岡県賀茂郡松崎町松崎280 http://www.sankousou.com/
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