新たな味は「富士のほうじ茶ラテ」 のっぽパン 11月から期間限定
静岡のご当地パン「のっぽパン」に富士のほうじ茶を使った「富士のほうじ茶ラテのっぽ」が、11月から来年1月までの期間限定で販売される。クリームの味と香りの開発には市立高の生徒が携わり「子供から大人まで誰もが食べやすい味」に仕上がった。
若手茶農家でつくる茶レンジャーほうじ茶部会が提供した粉末をクリームに混ぜた。同市のイラストレーター、コイズミチアキさんによるパッケージは、おなじみのキリンのキャラクターにネッカチーフや千鳥を組み合わせたレトロな図柄でアレンジした。製造したバンデロール(沼津市)は「試作から宣伝まで、富士の多くの人に関わってもらえた」と完成を喜ぶ。
同校で24日に開いた完成報告会では関係者が試食した。高校生は「甘過ぎず苦過ぎないので、幅広い世代に食べてほしい」「普段はほうじ茶を飲まないという人に味を知ってもらえる」と期待を寄せた。
同社直営店での販売価格は税込み172円。他にスーパーやコンビニ、駅売店などで購入できる。期間中、岳南電車(通称・岳鉄)が商品をデザインしたヘッドマークを付けて運行するほか、パンの形をした一日フリー乗車券を販売する。