掛川西高生「檸檬饅頭」開発 食物研究部、販路開拓にも挑戦
掛川市の掛川西高食物研究部が、地元の無農薬レモンを使った新たな土産品「掛川檸檬饅頭(れもんまんじゅう)」を開発した。28、29の両日に開かれた同校の文化祭で販売が始まり、反応は上々。市を代表する土産物に育てるため、販路の開拓にも挑戦する。
地元スーパーマーケット「スーパーサンゼン」、浜松市北区の老舗和菓子屋「ふる里」との共同開発。白あんにレモンの果汁と皮を練り込み、甘味と酸味の絶妙なバランスを追求した。皮のほろ苦さも特徴で、さわやかな香りにもこだわった。
開発期間は約1年。部員は協力各社と商品開発会議を重ねたほか、レモンの収穫でも汗を流した。部長の鈴木結耶さん(17)は「最初は会議で意見を言うのも緊張したが、多くの要望を取り入れてもらえた。無農薬の安心さもアピールできる。息の長い商品になってほしい」と手応えを口にする。
スーパーサンゼンで継続販売するほか、市内の地場産品販売施設などに働き掛けて販路の拡大を目指す。