「五感に訴えて楽しいっていうものにしたい」監修の野村萬斎さんが語る「アクトシティ能・狂言」3年ぶりに浜松で開催へ 現代技術で「想像力を具現化する」

狂言のみならず、俳優としても活躍する野村萬斎さんが監修する「アクトシティ能・狂言」がこの秋、浜松市で開かれます。

野村さんはSBSのインタビューに、能と狂言の伝統を生かしつつ、特殊効果や空間演出など現代の技術で「想像力を具現化していく」と意気込みを語りました。

人間国宝の父のもとで修業、伝統の継承と発展に尽力

人間国宝で父の野村万作さんのもとで修業し、3歳で狂言の初舞台に立った野村萬斎さん。狂言の継承と発展に力を注ぐ一方で、舞台や映画など幅広い分野で活躍しています。

<伊豆川洋輔記者>
「野村萬斎さんが監修するアクトシティ能・狂言が3年ぶりに浜松市で開催されます」

萬斎さんが映像の色味から幕の素材までこだわる「アクトシティ能・狂言」は2011年に始まり、今回で6回目を迎えます。

<野村萬斎さん>
「(浜松市は)能が盛んだったっていうこともあり、非常に反応良くご覧いただいています。ただ、なかなかその演じる方も世代替わりしてきます。前から見てる方はもちろん見ていただくし、新しい方にもぜひ見ていただいて、能の魅力、狂言の魅力というものを知っていただきたいですよね」

演目「大会」ホールのスケールを生かした「天と地の差」

今回、披露される演目は「大会(だいえ)」。

命を救われた天狗がお礼に幻の説法を見せ、あまりのリアルさに僧侶が拝んでしまうと、偽りを許さない帝釈天の鉄槌が下るというあらすじで、萬斎さんはホール全体を生かし「帝釈天の怒り」を表現します。

<野村萬斎さん>
「アクトシティの場合はもう、段差も使えば、奥行きも使って、せりあがって本当に段差が出てきて、2階3階ぐらいの高さまで人が上がるっていうとね、それはまあ本当に天と地の差が出てくるわけですよね。そういうスケールを僕ら、実はここで(能舞台)でやっているわけです。現代のテクニカルな技術をもって見せればここまででやれるんだっていう。そういう我々の想像力をある意味では具現化するのに、アクトシティでの能の公演っていうのは、本当にぴったりというか」

浜松だけのオリジナル演出

<野村萬斎さん>
「せっかくの機会ですから。むずかしいものでよく分からなかったじゃなくて、こんなに能って分かりやすい。そしてそれが、単に説明というよりも、五感に訴えて楽しいっていうものにしたいと思う」

萬斎さんが特別な舞台と語る浜松だけのオリジナル演出。「アクトシティ能・狂言」は、9月13日に行われます。

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