「とにかく早く終わってほしい」原油高が直撃...スーパーの容器やクリーニング代に値上げの波 イラン情勢の不透明感で近づく自助努力の限界=静岡

スーパーの総菜容器が2割値上がりの打診 販売価格への転嫁も視野に

出口の見えづらいイラン情勢。4月11日から停戦交渉が始まりますが、原油先物価格は不安定な値動きを続けています。

この状況で懸念されているのが、私たちの身近にある原油を原料とした資材の高騰。企業だけでなく私たちの家計を圧迫する事態になっています。

静岡市清水区にあるスーパー「ヒバリヤ」では、150種類ほどの弁当や総菜を販売しています。

これらの商品を売るのに欠かせないプラスチック容器に値上げの波が押し寄せてきています。

容器代が値上がりしたら販売価格も値上げに...

<ヒバリヤ営業企画課 山岸達也課長>
「製造元に関しては、やはりもう値上げの打診が来ているという話は聞いている」
Q. いずれは値上げの可能性が?
「聞くところによると2割ぐらい上がってしまうんじゃないか」

容器の値上がりの理由は出口の見えないイラン情勢。

7日にアメリカとイランが停戦に合意した後も、イスラエル軍はレバノンで親イラン組織ヒズボラへの攻撃を続けているなど、不安定な状況が続きます。

11日からアメリカとイランの停戦交渉が始まりますが、この交渉の不透明感から原油の先物価格は一時、1バレル=102ドル台に。

原油価格の高騰によりプラスチック価格も値上がりが見込まれていて、ヒバリヤではもし容器代が2割上がると総菜などの販売価格は5%ほど引き上げざるを得ないといいます。

<ヒバリヤ営業企画課 山岸課長>
Q. パックの種類は?
「全体で30種類ぐらいあるかと思います。とはいえ、以前から比べるとちょっとパックの種類は少なくしてある」

ヒバリヤはパックについて▼価格が安いものに絞ったり▼供給が不安定になる前に在庫を増やしたりして対策を続けています。

<ヒバリヤ営業企画課 山岸課長>
「トレイはそのままお客様の価値には繋がらないものになりますので、お客様のご理解を得た中で、見栄え以上に安価なトレーを使いながら工夫していきたいなと思ってます」

クリーニング店は「燃油サーチャージ」を導入

原油価格の高騰は、いま繁忙期を迎えているクリーニング店にも影響を及ぼしています。

<ホワイトウィングスプロダクト 松浦卓社長>
「これが洗う機械、乾燥する機械。ここでお客様からお預かりした衣類は、洗って乾かす」
Q. これは燃料はどういったものを使ってますか?
「燃料は重油ですね」

県内を中心に展開するこちらのクリーニングチェーンでは工場で使う重油の仕入れ値が2か月前に比べ1.5倍ほどに跳ね上がっています。

苦肉の策で...「燃油サーチャージ」導入

<ホワイトウィングスプロダクト 松浦社長>
「洗うのも、乾かすのも、仕上げるのも、包装ビニールもハンガーも、基本全部石油関係。これが全て値上がりしてるので、経営的には結構大変になってくる」

苦肉の策として来週から「燃油サーチャージ」を導入。燃料価格に応じて1着当たり10円から30円の追加料金を求めます。

<松浦社長>
「僕らにとっても、世の中も、この戦争に意味があるのかな、とにかく落ち着いてほしい。子どもの見本になれよって思っちゃいますよ」

企業の自助努力が限界に近づくということは、家計への負担がさらに重くなることを意味します。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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