「上司からの叱責恐れた」広報物の支払い75万円放置 会計データも削除 30代県職員を減給処分=静岡県

静岡県は11月21日、広報チラシなどの制作を委託していた業者への約75万円の支払いを放置し、会計データを削除したとして、30代の男性職員を減給1か月の懲戒処分としました。

減給1か月(10分の1)の懲戒処分を受けたのは、県危機管理部消防保安課に勤務する、30代の主任級の男性です。

県によりますと、男性は、県が設置している救急安心電話相談窓口(#7119)の広報チラシや啓発用のクリアフォルダーの印刷を業者に発注していました。

2024年9月に納品が完了し、業者から75万4600円の請求書が送付されていましたが、男性職員は支払いを失念していたということです。

男性はその後、放置していたことに気付いたものの、上司からの叱責を恐れ、支払い事務に関する会計データを削除したといいます。

業者が複数回督促しましたが対応がなく、2025年6月に直接県庁を訪れ「未払いのものがある」と申し出たことで発覚しました。

県は11月21日付で男性を減給1か月の懲戒処分とし、担当課長ら3人を厳重注意としました。

男性は「今回は県の組織に対しご迷惑をおかけいたしました。大変反省しています。今後気を引き締めて公務に取り組みます」とコメントしています。

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