
自治体の公用車に設置されたテレビ機能付きカーナビについて、NHKの受信料が未払いとなっていた問題で、静岡県沼津市は支払っていなかった受信料、合計約97万円の支払いが完了したと発表しました。
沼津市では、公用車285台のうち7台にテレビ受信機能付きのカーナビゲーションシステムを搭載していましたが、6台についてNHKと受信契約を結んでいませんでした。
未契約だった車両の内訳は、市長部局のマイクロバス1台と電気自動車1台、議会事務局の議長車1台、水道部の給水車2台とトラック1台です。
また、携帯電話27台のうち13台にテレビ受信機能があり、教育委員会事務室用の2台について受信契約が漏れていました。契約未締結の期間が最も長いものは、14年11か月に及んでいました。
沼津市は未契約だった受信料について、5月26日に契約を結び、7月9日に、総額97万913円(公用車6台:85万2613円、携帯電話2台:11万8300円)を支払ったということです。
沼津市は放送受信機器について、公用車7台のうち5台は5月末までに取り外していて、今後も災害対応等でテレビ機能が必要な給水車2台について契約を継続しています。
携帯電話2台については、受信機器が複数ある場合でも、1部屋につき1契約となっているため、すでに受信契約のある部屋に移したということです。
沼津市は今後、カーナビや携帯電話を購入する際に、災害対応等で特に必要がある場合を除き、テレビ放送受信機能がない機器を選定する方針です。