
自治体の公用車に設置されたテレビ機能付きカーナビについて、NHKの受信料が未払いとなっている問題で、静岡市は6月5日、自主的に調査をしたところ、執務室のテレビ2台と公用車27台で未払いがあったと発表しました。
静岡市によりますと、未払いになっていたのは、執務室に置いてあるテレビ2台と、霊柩車やスクールバスなどを含む公用車27台で、未払い期間の最長は執務室のテレビが19年、公用車で15年だったということです。
また、別の執務室のテレビ7台において、衛星放送が受信可能にも関わらず、地上波のみの契約を締結していたことも発覚しました。
静岡市はこれらの未払いの受信料について、概算で合計420万円と試算していて、今後、未払い分を支払う手続きを進めていくとしています。
静岡市は原因として、未契約であることを認識していなかったことや、カーナビが受信契約の対象になるという認識が不足していたためとしています。
静岡市は今後の対応として、現在使用中のテレビやカーナビの中で、業務上必要のないものを撤去したり、今後導入する公用車には基本的にテレビ機能がないものを選定していくということです。