市長への不適切発言で出席停止処分となった焼津市議会議員 処分取り消しを求め静岡県に審決申請

静岡県は6月4日、焼津市議会議員の石原孝之氏から、市議会における懲罰処分の取消しを求める審決の申請があり、受理したと発表しました。

石原市議は3月5日、焼津市議会2月定例会の本会議一般質問の中で、中野市長に対し、「どこか忘れちゃいましたよ。市長が変なことをいうもんで」と発言。同月14日、発言に対する懲罰動議を懲罰特別委員会に付託されました。

同月19日、本会議において「議場での陳謝」の懲罰が可決され、議場での陳謝文の読み上げを求められましたが、石原市議はこれを拒否。再び懲罰動議が出され、議会への1日の出席停止の懲罰処分が可決され、石原市議はこれを受け入れ議場から退席しました。

4月8日、石原市議は、処分を不服として県に審決の申請を提出し、県は補正を経て、5月1日に申請を受理したということです。

審理する自治紛争処理委員(3人)の任命が完了したため、県は6月4日に本件を発表し、今後、非公開で審理手続を進めるとしています。

石原市議をめぐっては、2023年、格闘技イベント「ブレイキングダウン」のオーディションに、議員バッジを付けて参加しました。また、2024年8月のモンゴルの視察について、議会で虚偽の発言をした疑いが持たれていました。

これらを受け、市議会は2024年11月から政治倫理審査委員会を開き、2025年2月、問題となった2点について、どちらも議員としての品位や名誉を害する行為として、条例違反としました。

石原市議は6月2日、自身のSNSで辞職願を提出したことを発表しています。

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