
参院選で惨敗した石破茂総理の進退に注目が集まる中、石破総理は7月23日、改めて続投の意向を示しました。SNSで退陣を求めていた自民党の若林参議院議員が23日に取材に応じ「信頼回復のために立て直すということが一番」と指摘しました。
<自民党 若林洋平参院議員>
「今までの自民党のここ数年の色々なやり取りといいますか、それを見ている中で責任を取らないんじゃないかという、非常に国民の皆さんの中にあったと思う」
自民党の若林洋平参議院議員。22日、自身のSNSで石破総理の退陣を求めました。自民党の再建が急務だと指摘します。
<若林参院議員>
「国民のみなさんにもう一度、自民党の姿というか、信頼を回復するために。そういうことを思っている(自民党の)人たちが一つになって、立て直すということが一番だと思っている」
7月20日の参院選で惨敗に終わった自民党。党内からも退陣を求める声が相次ぐ中、石破総理は23日、党の総理経験者と会談に臨みました。自らの進退について協議するかとみられていましたが…。
<石破茂総理>
「私の出処進退につきましては、一切話は出ておりません。強い危機感をみんなで共有したこと党の分裂が決してあってはならないということといろんなお話がございました」
報道陣に対し、改めて続投する意向を示しました。県連会長を務める井林衆院議員、党が置かれている状況に危機感を募らせています。
<自民党県連 井林辰憲会長>
「基本に忠実に国民の皆様方の声を良くしっかり聞くということと襟を正して身を正していくということも求められると思います」
石破総理の進退をめぐる党内政局はしばらく続きそうです。