
参院選の敗北を受け、自民党は7月28日午後、両院議員懇談会を開きました。一方、自民党県連は執行部の責任追及を含め、党の再生に向けた申し入れ書を提出する方針を固めました。
<自民党県連 井林辰憲会長>
「これだけの結果で先の衆院選の結果もあるので進退については何らかの言及があると思っている」
<牧野京夫 参院議員>
「参院選の大敗の責任をどう捉えるのかを伺いたい」
井林県連会長ら自民党議員が向かったのは党本部です。自民党は午後3時半から、すべての国会議員が出席できる両院議員懇談会を開きました。
<石破茂総理>
「先般の選挙、大変に厳しい結果となりました。多くの同士の皆様方が、議席を失うことになりました。深く心からお詫びを申し上げます」
身内からも退陣を迫る声が強まる中ですが、石破総理は改めて続投の意欲を強調しました。懇談会は予定時間を大幅に超えていますが、出席した県内議員からは。
<自民党 深沢陽一衆院議員>
「責任の取り方について特に発言されていなかったのでそこへの指摘、意見がたくさん出た。自分の立場を明確にすべきだという声もあり私もその通りだと感じた」
<井林会長>
Q.会議の中では退陣を求める声は?
「半分以上はそうですね。かなり多いですね」
Q.具体的には?
「即刻辞めるべきだ、検証終わったら辞めるべきだの二つですね」
<若林洋平参院議員>
「改善ができなかったことで国民の皆さんが自民党はだめだよという話であれば、責任はあるという発言はした」
一方、県庁では懇談会に先立ち、県連の役員会、議員総会が開かれました。各支部の党員や議員から、今回の参院選の結果を受けた意見を集約した結果、「石破総理は続投すべき」という声はなく、県連として、執行部の責任追及を求めることが決まりました。
自民党の再生に向けた提言を近く、党本部に提出する方針です。
<自民党県連 鈴木澄美幹事長>
「国民の痛みの部分までわかって伝えていくという努力が必要だろうな。それが地方で仕事をしている私達と国で仕事をしている人たちの温度差は感じたので、それを、地方の声として、首相が受け止めてくれないと、再生の話にはつながっていかないと思います」
地方からも参院選惨敗の責任を追及する声が日に日に強まっています。やまない退陣論の中、混とんとした政局が続きます。