
8月29日午前、富士山山頂から下山中のシンガポール国籍の30歳の女性が転倒して足首にけがをし、静岡県警山岳遭難救助隊に救助されました。
29日午前10時頃、富士山の7合目付近で、シンガポール国籍の女性公務員(30)が「転倒して足を負傷し、下山できなくなった」などと、同国の保険会社を通じて警察に救助を要請しました。
県警山岳遭難救助隊が出動し、女性を背負ったりブルドーザーで富士宮口5合目まで女性を運び、消防の救急隊に引き継ぎました。女性の詳しいけがの程度は不明ですが、命に別条はないということです。
警察によりますと、女性は夫とともに富士山頂で御来光を見た後、下山途中に足を滑らせて転倒し左足首をひねったとみられています。
警察は「下山までが登山。体力を考えた無理のない登山計画を立てましょう」と注意呼びかけています。