
80年前、太平洋戦争の終結を告げる降伏文書の空輸中に静岡県磐田市の海岸に不時着した緑十字機を語り継ぎ、平和について考える会が開かれました。
緑十字機は、1945年8月20日、太平洋戦争の降伏文書を乗せて沖縄県から東京に向かう途中、静岡県磐田市の鮫島海岸に不時着した飛行機です。当時、地域住民の支援で降伏文書は無事に届けられ、終戦へとつながったことから、有志らは、戦後平和の発祥の地として、この事実を語り継いでいます。
8月20日に開かれた大会では、当時、支援にあたった鮫島住民の親族らがあいさつしたほか、緑十字機がたどった沖縄県伊江村の村長や磐田市長らが平和を祈る宣言をしました。
「私たちのまちは世界平和の発祥の地です」
会の最後には、参加者それぞれが平和への思いをこめ、緑十字機を模した紙飛行機を飛ばしました。