
運転免許停止中にも関わらず消防車を2回緊急走行させた罪に問われている静岡市消防局に勤務する男の初公判が8月21日、静岡地方裁判所が開かれ、男は起訴内容を認めました。検察は懲役8か月を求刑し、即日結審しました。
道路交通法違反の罪に問われているのは、静岡市消防局に勤務する男(26)です。
起訴状などによりますと、男は2025年5月27日から6月9日にかけて、運転免許の効力停止中にも関わらず消防車を2回、普通乗用車を2回運転した罪に問われています。
静岡地裁で21日に開かれた初公判で男は起訴内容を全面的に認め、「交通違反を起こさなければバレないと思った」などと話しました。
検察側は「市民の消防局に対する信頼を失墜させる事案」などと指摘し懲役8か月を求刑。
弁護側は「被告が深く反省している」などと情状酌量を求めました。
裁判は即日結審し、9月9日に判決が言い渡されます。