
7月5日夜、富士山を下山中に道に迷ったアメリカ国籍の50代女性が、山岳遭難救助隊により無事に救助されました。
7月5日午後8時過ぎ、携帯電話会社を通じて「富士山で道に迷ってしまった。夜で恐怖を感じていて、助けてほしい」との通報が警察にありました。
通報を受け、静岡県警御殿場署の山岳遭難救助隊が救助に向かい、静岡県御殿場市の富士山宝永第一火口付近で、アメリカ国籍の女性(59)を発見しました。
その後、救助隊が同行して下山し、通報から約3時間後の午後11時過ぎ、富士宮口五合目に到着して救助活動が完了しました。
女性にけがはありませんでした。
警察によりますと、女性は観光目的で来日し、5日に御殿場口から単独で入山しました。
登頂後の下山時に六合目でルートを誤り、宝永山を経由して富士宮口六合目へ向かう通称「プリンスルート」を進んだ結果、宝永第一火口付近で道に迷ったということです。
女性は富士山への登山は初めてでしたが、海外での登山経験があり、救助時も登山装備を着用していたということです。
静岡県側の富士山の登山道(富士宮口、御殿場口、須走口)は、7/10が開山日となっています。
警察は、「ルールを守って登山しましょう」「無理のない登山計画を立てましょう」と注意を呼び掛けています。