
1966年、静岡県旧清水市(現・静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件で、「被害者遺族の長女は自殺した」などと、インターネットのサイトに50回以上、虚偽の投稿をした疑いで7月1日までに、大阪府の男性が書類送検されました。
死者名誉毀損の疑いで書類送検されたのは、大阪府堺市に住む40代の会社員の男性です。警察の調べによりますと、男性は1966年、静岡県旧清水市で一家4人が殺害された事件で、「被害者遺族の長女が自殺しています」などとネット上に虚偽の投稿をし、被害者遺族の長女の名誉を毀損した疑いが持たれてもいます。
警察によりますと、男性は2024年5月下旬から11月中旬までの間に、インターネット上の投稿サイトに50回以上、虚偽の内容を書き込んで女性の名誉を毀損したということです。男性は自宅のパソコンを使い匿名で書き込んだとみられています。
男性と女性に面識はなく関係は無かったということで、警察によりますと、男性は容疑を認めているということです。
警察は女性の死因は病死としていて、検察庁に対して、男性の厳重処分を求める意見を付けたということです。
警察は「インターネット上に個人情報を掲載し、誹謗中傷等を行った場合、内容によって名誉毀損罪や侮辱罪等の刑事責任を問われる場合があります。名誉毀損などにあたる投稿があった場合には厳正に対応します」と呼びかけています。