
息子や弁護士をかたる男からの電話で静岡県富士宮市の70代の男性が現金1330万円をだまし取られるオレオレ詐欺事件がありました。
被害にあったのは、静岡県富士宮市の無職の70代の男性です。
警察によりますと、5月8日、男性のもとに息子をかたる男から電話があり、「ビットコインの収入を国税局に報告していなかった」と告げられました。その後、電話は弁護士をかたる別の男に代わり、「国税局に支払っていない金がある。至急、指定された住所に現金を送るように」と指示されました。
男性はこれを信じ、26日までの間に4回にわたって、宅配便で現金を送ったり、指定された口座に振り込んだりして、合わせて1330万円をだまし取られたということです。
27日に、本当の息子から電話があり詐欺に気づいたということです。
警察は、「宅配便で現金を送れというのは詐欺です。親族を名乗って急にお金を要求する電話があった場合は、詐欺を疑い、すぐに家族や警察に相談してください」と注意を呼びかけています。