
故意に交通事故を起こして保険会社から保険金60万円をだまし取った罪に問われていた男3人に対し、静岡地方裁判所は5月27日、有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、44歳の男、31歳の男、23歳の男の3人です。
判決によりますと、3人は共謀して、2024年5月、静岡市清水区で故意に交通事故を起こして、保険会社に保険金を請求し60万円をだまし取りました。
静岡地裁の野々山優子裁判官は3人の犯行について、「生活費や借金返済のために犯行に及んだもので、身勝手かつ利欲的な動機に酌量の余地はない」と指摘しました。
一方で、3人とも反省の態度を示していることなどから、44歳の男には懲役2年の求刑に対し懲役2年、執行猶予3年、ほか2人には懲役1年6か月の求刑に対し懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。