
静岡県掛川市の病院で、診療を装い当時10代の少女にわいせつな行為をしたなどとして懲役7年6か月の判決を受けた小児科の診療部長医師について、病院は5月23日付で、懲戒免職処分にしました。
懲戒免職になったのは、掛川市の「中東遠総合医療センター」で小児科の診療部長を務めていた医師(44)です。
医師は、2017年12月から23年6月にかけて、当時10代の少女4人に対して、診療を装い胸を触ったり、4人を含む10人の女性患者の裸を動画で撮影したとして、強制わいせつなどの罪で2025年5月9日、静岡地方裁判所浜松支部で懲役7年6か月の判決を受けています。
判決を受け、中東遠総合医療センターは5月23日、医師を懲戒免職処分にしたと発表するとともに、ホームページ上で被害者や患者に対し謝罪しました。
この中で宮地正彦企業長兼院長は「医療に携わるものとして、公務員としてこのような重大な非違行為を行ったことは決して許されるものではなく、被害に遭われた方々、ご家族の皆さまならびに市民をはじめとする関係者の皆さまに対し、深くお詫び申し上げます。」コメントしています。
また、事件をうけ再発防止に向けた、第三者委員会の設立を決定したことも明らかにしています。