ホンダFCが10年連続天皇杯切符 サッカー静岡県選手権

岳南―ホンダFC 前半、ドリブルで攻め込むホンダFC・斉藤(右)と、ボールを奪いに行く岳南・中島(東部総局・田中秀樹) サッカー天皇杯静岡県予選を兼ねた県選手権(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は11日、愛鷹広域公園多目的競技場で決勝を行った。ホンダFC(JFL)が岳南Fモスペリオ(東海社会人リーグ1部)を2―1で下し、10年連続45回目の天皇杯出場を決めた。
 ホンダは前半31分に先制し、その後岳南に追いつかれたものの、後半32分に決勝点を決めて逃げ切った。天皇杯は24日開幕し、ホンダは25日に福井県代表の福井ユナイテッドとテクノポート福井スタジアムで対戦する。

■〝Jへの門番〟格の違い見せつけ
 〝J(リーグ)への門番〟の異名を持つホンダが、勢いに乗って勝ち進んできた岳南との接戦を制した。現時点のベストメンバーで挑んだが、「危ないシーンも多かった」と糸数監督は苦い表情を浮かべた。
 前半は1点リードで折り返したが、後半に入ると相手にパスカットされる場面などが目立ち、攻撃を受ける時間が増えた。失点を許し相手が勢いづく中、流れを変えたのはDF川浪の一撃。今季公式戦初ゴールに川浪は「練習していた形ではなかったが、ボールを当てて枠に飛ばすことだけを考えた」と振り返った。
 「自分たちが優位に立ったことで少し余裕が出た。スコアに助けられた」と勝ち越し点に感謝した糸数監督。試合中劣勢に回っても、良い時間帯をどのように伸ばしていくかという課題を挙げた。
 チームの目標は天皇杯ベスト16。全国の舞台に向け、浮かび上がった課題と向き合い、さらなる成長を図る。

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