
同店によると、公演日の17日には用意した350個が完売したという。交流サイト(SNS)で話題になったことから、舞台やコンサート好きの間では「大福を食べると尿意が抑えられる」と考える人が多く、ファンが公演前に買い求めたとみられる。
同店では“コンサート前の大福需要”を見越した社員の発案で、取引のある磐田市の和菓子店「又一庵」の塩豆大福を並べたコーナーを特設した。実際に購入した愛知県の30代女性は「コンビニと同じ物ではなく、静岡のものだとより購買意欲が湧く。安心してコンサートを楽しめそう」と会場に向かった。
同店を運営するJR東海リテイリング・プラスの静岡広報担当成瀬正俊さんは「掛川ではイベントをいかに生かすかが大切。お客さんに好評なご当地のものをアピールしていきたい」と語った。