「安心して入学に備えてもらえれば」発達状況など確認し就学前の支援へ 5歳児対象の健診 静岡県富士市で始まる

静岡県富士市で5月13日から、市内の医師会や保育園や幼稚園などが協力して、就学前の5歳児を対象とした健康診査が始まりました。発達障害などを早期に見つけ、就学前の支援につなげたい考えです。

子どもたちが楽しそうに取り組んでいるじゃんけんですが、これも大切な健診の一コマです。富士市では、市内に住民票がある5歳児1700人を対象に、2025年度からいわゆる「5歳児健診」を始めました。

健診は無料で、就学前の子どもの特性を保護者に知ってもらい、理解を深めてもらいます。

<保護者>
「普段やっている遊びとかが発達の一つの目安になるんだとあまり普段意識していなかったので、いま見て下さるポイントとかでそうなんだって発達の年齢相当なのかなって感じたりとか」
「目安になるのかなと思いました」

<保護者>
「今までなかったので安心かな。普段のことってあまり話さないので、そういうところを見てもらえるのはありがたいですね」

「5歳児健診」をめぐる動きはまだ鈍く、こども家庭庁によりますと、2023年度に行った自治体は14.1%にとどまっています。政府は、発達障害の早期発見に有効として「5歳児健診」の支援を強化するため、2024年度から自治体に対する補助を引き上げました。

<富士市保健部地域保健課 榛葉敦子主査>
「いざ集団生活、小学校になってみると、園や家での様子ではない振舞いをしなければならない場面があるかなと思いますので。親子で楽しんで健診に参加してもらい、健康情報も知ってもらって、安心して小学校の入学に備えてもらえればと思っております」

富士市によりますと、初日の5月13日は5歳児37人が健診を受けたということです。

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