
初日に訪れたのは岩松小と神戸小、田子浦小特別支援学級の計約140人。パラアスリートの姿から共生社会への学びを深めてもらおうと、市が市内小中学校に呼びかけ実現した。
神戸小6年の平沢天楓さん(11)は「テレビで見るよりも迫力があって、とても速い」と生で見る初めてのパラ水泳に驚いた様子。同時に「最後まで諦めずに泳ぎ切る姿に勇気をもらった。障害を乗り越えて戦う気持ちの強さを感じた」と刺激を受けた。
担当した市交流観光課交流推進室の市川洋介主幹は元競泳選手。1998年のアジア大会で200メートル自由形と800メートルリレーで優勝し、2002年大会の800メートルリレーでも金メダルに輝いた。トップアスリートの世界を知る立場だからこそ、今大会から得られる学びがあると信じている。応援する児童を見て「最初は盛り上がってもらえるか不安もあったが、力強く応援してくれた。選手の姿から、心に響くものがあったらうれしい」と期待した。
11日には吉原北中の生徒が観戦に訪れる予定。