都内で二輪ショー開幕 最新バイクや支援技術PR ヤマハ発動機やスズキなど出展

自動変速機構「Y―AMT」を搭載したヤマハ発動機の「TRACER9 GT+」=28日午後、東京ビッグサイト 国内最大級の二輪車イベント「東京モーターサイクルショー」が28日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。静岡県内からはヤマハ発動機やスズキなどが出展。最新のバイクを展示したほか、ユーザー層の拡大に向けた運転支援などの技術をPRした。30日まで。
 ヤマハ発は、クラッチ操作を不要にする自動変速機構として搭載モデルを拡充している「Y―AMT」を売り込んだ。クラッチレバーやシフトペダルをなくし、左ハンドルに装着した小さなシフトレバーを押すだけでギヤチェンジできる。複雑な変速操作の負担を軽減し、低速走行時の安定性向上などにつなげる。今夏以降に国内発売するスポーツツアラー「TRACER9(トレーサーナイン)GT+」のY―AMT搭載モデルが注目を集めた。
 人気が高い原付二種クラスのスクーター「ファツィオ」も参考出品し、今秋以降に日本市場に投入する計画を発表した。
 スズキは、欧米などで4月以降に販売開始する新型「DR―Z4S」「DR―Z4SM」、開発中の折りたたみ電動モペッド「e―PO(イーポ)」を参考出品した。モペッドは原付一種相当でフル電動走行に加えて、ペダルをこいで電動アシスト自転車のように使うこともでき、新たな移動手段として注目されている。
 二輪クラッチ最大手のエフ・シー・シーは、クラッチレバーを従来より軽い力で引ける「A&Sクラッチ」を前面に出した。大型バイクでもクラッチ操作が容易になるという。発進時のクラッチ操作が不要になるシステムも紹介した。

「静岡新聞DIGITAL」は静岡新聞社が提供するニュースサービスです。静岡県内の政治、経済、事件・事故から地域の話題、高校野球、Jリーグなどのスポーツの最新情報を伝えます。

関連タグ

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1