
両社によると、新たな店舗は売り場面積約2万1250平方メートル。食品スーパーを軸に衣料や雑貨などを取り扱う「イオンスタイル」のほか、各種専門店で構成する。
CS静岡は2005年11月の完成から20年を迎える。外壁や空調設備などが老朽化し、総額約10億円の大規模な設備更新を含むリニューアルを行う。既存の立体駐車場も活用する。
同市内へのイオン新規出店は清水店以来約27年ぶり。イオンスタイルの出店形式は県内では富士宮、浜松西伊場に次ぐ3店舗目となる。イオンリテール中部カンパニーの石河康明支社長は記者会見で「静岡市は魅力的なマーケット。子育て世帯や単身者などさまざまな客層に快適で便利な買い物体験を提供していきたい」と述べた。
ショッピング館に隣接し、飲食店が入るクオーレ館とスポーツ館は4月以降も営業を継続する。JR東海不動産の夏木慎一事業開発部長は「品ぞろえ、商品力、地域連携を強化し、今後も愛される施設を目指したい」と話した。