テーマ : この人

静岡人インタビュー「この人」 電話応対コンクール全国大会で優秀賞に輝いた 望月優花さん(富士宮市)

 全国の約6300人が出場した日本電信電話ユーザ協会主催のコンクールで、57人が頂点を競った全国大会に出場。優秀賞は、優勝、準優勝に次ぐ18人に贈られた。建設システム(富士市)勤務。39歳。

望月優花さん
望月優花さん

 ―コンクールを振り返って。
 「入社当時、電話応対する専門部署に配属され、研修の一環で挑戦が始まった。その後も毎年エントリーして、県大会で入賞することはあった。全国大会まで進んだのは初めて。トップバッターだったので緊張したが、これまでの積み重ねが結果になったようでうれしい」
 ―どのような準備を。
 「コンクールはさまざまな状況での応対を3分間で実践する形で行われる。今年は食事の宅配サービスを提供する会社を想定し、問い合わせを受けたり相手に提案したりする内容だった。過去の出題内容を調べて、社内の仲間にお客さまの役をしてもらうなど対策をとった」
 ―日頃、電話の応対で心がけていることは。
 「顔が見えない分、最初の声が相手の印象を分けると思う。まずは明るく元気に。自分の会社は建設土木業の人たちにITやパソコンの専門用語を交えて説明する機会が多く、問い合わせをしっかり聞く大切さを実感している。社内では指導する立場にもなって、お手本になれるよう気を引き締めている」
 ―取り組みをどのように生かしていくか。
 「入社当初は電話の応対が苦手だった。電話を取るのが怖いとも感じていたが、相手の気持ちに寄り添うことで喜びが得られるようになった。電話をかけてくる人は、何らかの疑問や不安を抱えている。電話を切る時にお互い笑顔でいられるようなやりとりを大事にしたい」
 (富士支局・宮城徹)

いい茶0

この人の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞