テーマ : ウーブン・シティ

食通じ健康増進実証へ トヨタと日清連携、裾野ウーブン・シティ

 トヨタ自動車と日清食品は26日、トヨタが裾野市で建設中の次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」で食を通じた共同実証に取り組むため、具体的な検討を進めることで基本合意したと発表した。分子レベルで解析する最新の分子栄養学に基づいた「完全栄養食」を実験都市の住民や来訪者に提供し、健康増進につなげる。
 日清が研究している完全栄養食はカロリーや塩分、糖質、脂質などを調整しながら必要な栄養素は全て満たし、見た目や味に優れた健康志向型の食事メニュー。即席ラーメンなどで培った食品加工技術を活用し、約300のメニューを開発中という。完全栄養食の「とんかつ定食」の場合、通常の定食と比べてカロリーを54%、食塩を60%カットできるとしている。
 一人一人に最適なメニューの提供に向け、共同実証を通してデータの連携を探るとともに、フードロスをはじめとする社会課題の解決を目指す。
 実験都市は2024~25年の一部開業を計画している。

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