テーマ : ウーブン・シティ

「ウーブン」玄関口 岩波駅周辺「魅力的に」 裾野市が整備基本指針

 裾野市はこのほど、JR岩波駅周辺整備事業の基本指針を発表した。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅。ウーブンとの接続を図りながらにぎわい創出を進め、「まちづくりデザインの実現により、駅周辺のまちが魅力的な空間となることを目指す」(駅周辺整備課)としている。


 「富士山麓の美しい風景に未来技術が溶け込む、地域が主役のまちづくり」を主題に、「未来技術を取り入れ、住む人・働く人・訪れる人にとって居心地と使い勝手の良い岩波の価値を高めるまちづくり」など三つを設計方針に掲げた。
 2023年度から段階的に一般送迎などに使う駅前広場、タクシーやバスが乗り入れる駅前交通広場、富士山の眺望を楽しむ緑地公園を整備。駅とウーブンを結ぶ約500メートルの中間地点には、民間活力を利用して観光交流拠点施設とにぎわい拠点施設を整備する。接続道は自動走行する次世代型モビリティーの通行などを視野に、広い道幅を確保する。
 市は駅周辺の32万9千平方メートルを継続的に整備する方針。駅前広場や観光交流拠点施設などの最寄り施設は優先的に、26年度の完成を目指す。
 (東部総局・杉山諭)

 

いい茶0

ウーブン・シティの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞