テーマ : ウーブン・シティ

岩波駅 未来への玄関に ウーブン・シティ最寄り駅 裾野市、23年度整備着工

 裾野市は2023年度、JR岩波駅周辺整備事業を着工する。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の玄関口になる最寄り駅。ウーブンとの接続を軸に市北部地域の拠点として開発を進め、活性化につなげる。

岩波駅周辺整備事業のイメージ図(裾野市提供)
岩波駅周辺整備事業のイメージ図(裾野市提供)
岩波駅(右下)とウーブン・シティ(左上)をつなぐ整備計画イメージ図(裾野市提供)
岩波駅(右下)とウーブン・シティ(左上)をつなぐ整備計画イメージ図(裾野市提供)
岩波駅周辺整備事業のイメージ図(裾野市提供)
岩波駅(右下)とウーブン・シティ(左上)をつなぐ整備計画イメージ図(裾野市提供)

 対象エリアは駅周辺の32万9千平方メートル。22年度から10カ年の短期整備と、中長期整備に分けて再開発する。市民参加型のワークショップを開くなどして策定した基本計画を踏まえ、23年度から短期整備の工事を始める。
 駅前に交通広場を設け、道路には広い歩道空間を確保。駅とウーブンの間を流れる黄瀬川沿いに、緑地公園や交流施設を整備する。国道246号の上を通る横断歩道橋は架け替え、パーソナルモビリティの通行も想定した拡幅を図る。
 概算事業費は130億~170億円。企業版ふるさと納税と国の補助金を活用する。詳細は未定だが、中長期整備では開発区域を広げていくという。
 同駅周辺はトヨタグループの工場撤退などを受け、「人通りが減り、飲食店の閉店も相次いだ」(地元不動産業者)。ウーブンは多くのビジネス客や観光客の来訪が予想され、にぎわい創出の起爆剤になると期待されている。市は「北部地域の交通結節点としての機能強化や、生活利便性の充実を目指す」としている。
 ウーブンは最も早い第一期エリアが24年夏に完工し、25年に実証実験が始まる予定。

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