ウーブン・シティの記事一覧
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トヨタ未来都市着々 裾野・第1期エリア 建物の外観が次々と
トヨタ自動車が裾野市に建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」で、最も早く開業する第1期エリアの建築工事が8月ごろ完成する。事業を主体する子会社のウーブン・バイ・トヨタ(東京)によると、「工事は順調に進んでいる」という。 第1期エリアは敷地南端の約5万平方メートル。本体建築工事は2022年11月から始まり、実証実験の場や居住スペース、店舗などとして利用する建物の外観が次々と現れている。準備期間を経て、実証実験は25年から始める。次世代エネルギーとして期待される水素、健康食、新しい物流システムなどの実用化に向けた実験が計画されている。 ウーブン・シティでは研究者らが実際に生活しなが
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トヨタ会長、児童乗せドリフト 裾野深良小、水素車をデモ走行
トヨタ自動車は13日、自動車と環境に関する出前授業を裾野市の深良小で開いた。6年生約50人にカーボンニュートラルについて説明するとともに、ドライバーとしてレースに参戦する豊田章男会長が二酸化炭素を排出しない水素エンジン車のデモ走行を披露した。 豊田会長はレース仕様の車に代表児童を乗せ、タイヤを横滑りさせるドリフト走行を実演。グラウンドに置いた2本のポール間を「8の字」を描くように走った。児童には「多くの会社が作った3万点の部品を組み合わせると、車ができる。トヨタだけではできない。みんなも得意分野で活躍しながら力を合わせ、楽しい未来を作ってほしい」と呼びかけた。 トヨタガズーレーシングカン
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岩波の未来、住民が開く 環境美化開始、ラジオ体操再開 裾野・ウーブン・シティ最寄り駅
裾野市岩波区の住民有志が11日、JR岩波駅周辺で環境美化活動を始めた。地域コミュニティーの希薄化が叫ばれる中、有志で未来構想プロジェクト委員会を発足。トヨタ自動車による次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の開設を見据え、交流活動を通して地域活性化を目指す。 同駅はウーブンの最寄り駅で、約70人が三つのグループに分かれ、花壇の整備と休憩スペースの清掃、側道の草取りに汗を流した。花壇には故人の遺志を引き継ぎ、京都府から広まった「ひまわり笑顔だね(種)プロジェクト」から譲り受けた種で育てたヒマワリの苗を植樹した。 人口減少で岩波区でも子ども会や老人会、婦人会などの活動が衰退し、コロナ禍で地
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裾野市「ウーブン」最寄り駅 再開発へ民間業者の意見公募 にぎわい創出図る
裾野市は、同市のJR岩波駅周辺の再開発について、民間事業者の意見を公募するサウンディング型市場調査を実施している。トヨタ自動車が建設中の次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で、民間活力を活用してにぎわい創出を図る。 再開発の具体的な計画案、事業スキーム、駅周辺の市場性などについて提案を求める。申込期間は7月21日まで。市公式サイトから電子メールで提出する。ウーブン・シティの開設に合わせて市は駅周辺を中長期的に開発する計画で、事業検討の早い段階で民間事業者の意見を把握して計画を具現化する。 問い合わせは駅周辺整備課<電055(994)9010>へ。
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「ウーブン」玄関口 岩波駅周辺「魅力的に」 裾野市が整備基本指針
裾野市はこのほど、JR岩波駅周辺整備事業の基本指針を発表した。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅。ウーブンとの接続を図りながらにぎわい創出を進め、「まちづくりデザインの実現により、駅周辺のまちが魅力的な空間となることを目指す」(駅周辺整備課)としている。 「富士山麓の美しい風景に未来技術が溶け込む、地域が主役のまちづくり」を主題に、「未来技術を取り入れ、住む人・働く人・訪れる人にとって居心地と使い勝手の良い岩波の価値を高めるまちづくり」など三つを設計方針に掲げた。 2023年度から段階的に一般送迎などに使う駅前広場、タクシーやバスが乗り入れる駅前交
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岩波駅 未来への玄関に ウーブン・シティ最寄り駅 裾野市、23年度整備着工
裾野市は2023年度、JR岩波駅周辺整備事業を着工する。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の玄関口になる最寄り駅。ウーブンとの接続を軸に市北部地域の拠点として開発を進め、活性化につなげる。 対象エリアは駅周辺の32万9千平方メートル。22年度から10カ年の短期整備と、中長期整備に分けて再開発する。市民参加型のワークショップを開くなどして策定した基本計画を踏まえ、23年度から短期整備の工事を始める。 駅前に交通広場を設け、道路には広い歩道空間を確保。駅とウーブンの間を流れる黄瀬川沿いに、緑地公園や交流施設を整備する。国道246号の上を通る横断歩道橋は架け替え、パ