将軍・足利家ゆかりの森町のお寺、大洞院
大洞院は、森町の中心街から北へ車で約10分ほど行ったところにある、山々に囲まれた曹洞宗のお寺です。
1411年に創建され、足利義持により名付けられました。
大洞院は足利義持との関わりの他、清水次郎長の子分だった石松のお墓があったり、覗くと余命がわかると言われる「秋葉の見かげ井戸」や、開山以来消えていない「消えずの灯明」といった伝説があったり、様々なエピソードのあるお寺でもあります。
自然に囲まれた境内は、秋になると紅葉の名所として毎年多くの参拝者が訪れています。
境内の紅葉
広い境内のなかでも、絶景の紅葉を写真に収められるおすすめスポットをご紹介します。
まず一つ目は、駐車場から境内に入る橋「龍門橋」。朱色の橋と紅い葉が映える、人気のフォトスポットです。
写真は11月12日の様子。部分的に赤色に変わってきている木々もありますが、まだ緑が多い状態でした。橋の下は小川が流れ、風情が感じられるのでぜひ一枚撮ってみてくださいね。
観音堂前
二つ目のスポットは、橋を渡った先の観音堂前。本堂へ上る階段に続きますが、折り重なる木々を全景で見ることができます。そして三つ目は、階段を上がった本堂前。鐘楼や坐禅堂など建物と紅葉を眺められるスポットです。
11月23日は紅葉まつり

毎年11月23日には「紅葉まつり」が開催され、その日限定の御朱印(500円)や酒粕入りの豚汁「石松汁」や甘酒やお汁粉などが400円で販売されます。
今年は、楽器のパフォーマーたちが11時から16時まで来て会場を盛り上げ、17時からはライトアップが始まります。どんなパフォーマンスになるのかは、当日のお楽しみ!
過去の見ごろの様子
大洞院の方に聞いたところ、全国的に遅めと言われた去年に比べ、今年の紅葉は進み具合が早く、紅葉まつりの頃には見頃を迎えそうとのこと。ライトアップも開催
過去のライトアップの様子
11月23日から始まるライトアップは、11月30日まで開催されます。時間は17時から20時まで。めったに見られない夜の大洞院の姿が見られますよ。山の中のお寺なので、夜は昼に比べ一段と冷え込みます。寒いとせっかくの紅葉が十分に味わえないので、防寒着の準備があると安心です。
御朱印や絵馬もお忘れなく
9時30分から14時30分まで開いている寺務所では御朱印やお守り、絵馬などが受けられます。
御朱印のほかに、博打に強かったという石松にあやかった勝運や金運のお守りなど、どれにしようか迷ってしまうほど多く並んでいます。
紅葉の時期に大洞院に来たら、参拝記念にすべきは絵馬を手に入れての願掛け。
紅葉の絵馬や、石松の絵馬、祀られている馬頭観世音の絵馬など5種類あります。中には、絵馬の一部をお守りにできる絵馬もあるのでチェックしてみてください。
近隣の紅葉情報
大洞院から車で約10分、同じく森町の紅葉の名所である小國神社があります。もみじのライトアップが11月22日から12月7日まで開催されているので、大洞院と一緒に巡ってみるのもいいですね。彩り鮮やかな紅葉に囲まれた境内で、静寂な秋のひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
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■大洞院
住所:周智郡森町橘249
問い合わせ:0538-85-2009






































































