錦に染まるもみじを愛でに、遠江一宮小國神社へ
森町にある遠江一宮小國神社は、静岡県内屈指の「紅葉の名所」として知られます。もみじの数は、約1000本。境内の川沿いの木々が赤に黄色と茶色…錦に染まる姿を見せてくれる紅葉は、この時期だけの“絶景”です。
今回は、10月3日に開通した新路線「小國神社・開運線」に乗って、紅葉狩りと参拝に行く、おでかけ情報をお届けします。
10月より運行開始の「小國神社・開運線」バスに乗って
「小國神社・開運線」は、主にJR袋井駅北口、天浜線の遠州森駅、小國神社を結ぶルートを走ります。バスに乗ったその瞬間から神聖な参道の雰囲気に包まれ、小國神社を感じられるよう、細部にまで工夫が施されています。

例えば、袋井駅から小國神社まで約40分の道中、車内では小國神社や森町の案内ビデオがモニターに流れ、気分を盛り上げてくれます。
現在は紅葉の季節なので車内には紅葉が飾られていましたが、春や夏になると、その季節に小國神社で見られる花々に変わるそうなのでお楽しみに。

運転手さんはまるでコンシェルジュのようにバスのことや小國神社のことを教えてくれるので、運転手さんと話すのも楽しみのひとつです。
車内前方には、小國神社の主祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)の開運招福の縁起物である小槌があります。小槌に触ることもできるので、ぜひさすってご利益をいただきましょう。

バスへの乗車特典として、乗った人は「乗車証」がもらえます。この乗車証を小國神社授与所で見せると記念御朱印を500円で受けることができます。
その他、乗車料金に加え400円払うと購入できるのが小國神社の鳥居を模った特別乗車券です。記念として飾ることもでき、その一部を切り離すとフォトフレームにもなります。
さらにバス限定の「バ朱印」や、バ朱印や御朱印の朱印帳として使用できる「バ朱印帳」を運転手さんから購入できます。

バスでのアクセスがおすすめな理由は他にもあります。
大勢の人が訪れる初詣や紅葉の時期だと、駐車場が大変込み合い、小國神社近くまで着いてから駐車するまでに1~2時間以上待つことがあります。それがバスなら神社周辺の渋滞を回避するルートを走ることができ、そもそも駐車の必要がないのでスムーズに参拝へ行けます。
運賃は、袋井駅からが800円、遠州森町駅から400円です。運休日も多い路線なので、詳しい運行状況は小國神社ホームページをご確認ください。
境内の紅葉スポット
昨年の様子
小國神社の紅葉スポットは、参道脇にある宮川沿いに集中しています。川にかかる朱色の橋から眺める紅葉は格別。“橋の上で紅葉を見上げてうっとりしている人”の姿にも、趣を感じられます。
もみじまつりとライトアップ
11月15日から12月15日までのもみじまつり開催中、真ん中の11月22日から12月7日までもみじがライトアップされ(16時30分〜20時頃)、昼とは違った夜の華やかさを見せてくれます。夜の厳かな雰囲気の中、参拝してみるのもいいですね。
静けさの中に灯る拝殿、空には星空、川には紅葉がかかり、とても贅沢な時間が過ごせそうです。

またもみじまつり開催中の土曜日や日曜日は日によって、甘酒無料授与や奉納演奏等、数々の催しがあります。
帰りはことまち横丁で

帰りは、お団子にりんご飴などのスイーツや、お茶のお店が並ぶことまち横丁でぜひ一服を。
ことまち横丁のグルメを楽しみに参拝へ来る人も多いくらい、おいしそうな商品が目白押しですよ。
近隣の紅葉スポット
小國神社から車で北へ約10分。同じく森町のお寺「大洞院」でももみじが11月23日から11月30日までライトアップされています。もみじの名所でもあるので、紅葉巡りにオススメのスポットです。車で行く人は、一足のばしてみてはいかがでしょうか。
私が前回小國神社を訪れたのは、花しょうぶが咲く新緑の頃。新緑の青から見事に赤や黄色に移ろうもみじは神のみわざではと思うほど芸術的で、心を奪われました。
<DATA>
■遠江国一宮小國神社
場所:周智郡森町一宮3956-1
授与所:9:00~16:30
問い合わせ:0538-89-7302



































































