スーホのおうち
磐田市の住宅街を歩いていると突然！民家の中に大きなテントらしきものが！ ここが今回のNEWOPEN「スーホのおうち」です。このお店はモンゴル料理の専門店で、店前にあった気になるテントは、モンゴルの遊牧民が実際に住居としている「ゲル」！スーホのおうちでは、このゲルの中で、モンゴル料理を楽しむことができるんです！
店主の倉島さんは、モンゴル生まれの元遊牧民。日本には留学でやってきて、出会った奥様と結婚し、日本人に帰化したそうです。
お店のイチオシは、モンゴルの家庭料理「ホーショール」。小麦粉でできた生地の中に、ひき肉や玉ねぎを和えた餡を加えこんがりと焼いていきます。倉島さんにとって、このホーショールは“お袋の味”。日本でお店を開くとき、モンゴルにいるお母さんに電話でレシピを聞きながら、“お袋の味”を再現したそうです。焼き立てホーショールは、外がサクサク、中はお肉の甘みがたっぷり詰まった餡が温まってホクホク食感に。日本で言う春巻きや餃子に近い感覚ですが、手の平ほどの大きさがあるのでかなり食べごたえがあります。
ホーショールは、家庭料理なので作る人によって使う具材もスタイルも全く違うそうです。普段、触れることのないモンゴルの食文化に触れてすごくワクワクしました。
そして、モンゴル流のミルクティーもいただきました。ミルクティー自体は、日本の味と大きく変わりありません。ほんのり感じる茶葉の香りをたっぷりのミルクで割ったミルクティーです。これの何がモンゴル流かというと…!?この中に塩をいれるんです！甘いミルクティーに塩？？！！と思いましたが、少しだけ入れて見ることに。すると、ミルクティーの甘みを感じたあとに、さりげない塩味が！！
でも、甘みを邪魔しない、寧ろ甘みを引き立てたうえで、最後口の中に残る後味はすごくさっぱりとしていました。
モンゴルでは、塩分補給のためにミルクティーの中に、塩をいれて飲むのが伝統なんだそうです。私は、およそ2、3振り程度を入れましたが、店主の倉島さんはこの2〜3倍の量をいれるんだそうです。塩をいれるのは塩分補給が第一の目的なので、日本でも気軽に出来る健康法だと教えてくれました。モンゴル料理を楽しみながら、倉島さんに現地の暮らしぶりを聞くのもとても楽しかったです。モンゴルは特に日本の秋シーズンに星がとてもきれいに見えるので、モンゴルを旅行するなら、日本の秋が一番おすすめだと教えてもらいました。
静岡にいながら異文化を体験でき、新しい世界を知ることができました！みなさんもスーホのおうちで遊牧民体験をしてみてはいかがですか。
＜DATA＞
■スーホのおうち
住所：磐田市中田144
洋菓子GRIMM
磐田市で長年愛されてきた人気店ケーキのGRIMM（グリム）。そこから50ｍほど離れたところに、今年の8月、洋菓子GRIMM（グリム）がオープンしました。洋菓子グリムをオープンさせたのは、浜松の老舗洋菓子店で修行をしてきたケーキのグリム店主・小栗さんの息子さん。「自分のスタイルも取り入れた新しい店舗を開きたい！」でも、「37年ちかく愛されてきたお父さんの味も残したい！」と、新しい店舗も同じ屋号にし、ケーキのグリムの味も洋菓子グリムでも販売しているということでした。
お店のイチオシは、磐田市民に長年愛されてきたグリムのレアチーズケーキです。真っ白なチーズがタルト型のクッキー生地の中にたっぷりつまっています。
ケーキを口に入れた瞬間、さっぱりとしたチーズの酸味が口いっぱいに広がり爽やかな味がしますが、少し経つとクッキー生地の甘みとチーズそのものの甘みが広がっていきます。チーズの部分は二層になっていて、上はサワークリームを使った酸味のあるチーズ、下は甘みたっぷりの超濃厚なチーズです。一緒に食べると時間差でそれぞれの良さを感じ、最後にはお互いが超マッチする最強の組み合わせでした。
お店は、レアチーズケーキの他にも、昔ながらのモンブランやフルーツたっぷりのシュータルトなどもあり、ケーキを選ぶワクワクも止まりません！
そしてケーキのグリムの味を継ぐのはチーズケーキだけではありません。こちらも磐田市民に長年愛されてきた「幸せを運ぶとろけるクッキー」
口に入れた瞬間に溶けていくとろけるクッキー。食べた瞬間、目をまんまるにして、3秒で溶ける、この感覚は何!? と思わず声を上げてしまいました！（笑）サーッと溶けてなくなるのに、口の中にはクッキーのあま〜い香りがふんわりと残り幸せになる味。3時のおやつに紅茶と一緒に楽しみたい、まさに幸せを運んでくれそうな味でした。
店頭に立つのは小栗さんご夫婦。磐田市民に長年愛されるグリムのケーキはお土産にもピッタリです！＜DATA＞
■洋菓子GRIMM
住所：磐田市森下81-2
TEL：0538-34-5551
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