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聖隷クリストファー、セットプレーで富士東の快進撃止める<静岡県高校総体サッカー準々決勝>

先制点を決めて喜ぶ聖隷の川崎(手前右から2人目)


聖隷クリストファーが前半のセットプレー2発で、快進撃を続けてきた富士東の勢いを止めた。

前半9分、ゴール正面左寄りで得たフリーキック。長い壁の横に鋭いグラウンダーのパスを通して相手の意表を突くと、クロスをMF川崎立晟がスライディングで押し込んで先制。

35分には右サイドで得たフリーキックをエースの手塚有澄が頭でたたき込んで追加点を奪った。

聖隷は伝統のハードワークが持ち味。ベンチからはこの日も「動きを止めるな」「連続して動け」と盛んにゲキが飛んだ。選手たちは最後まで必死に走り続け、富士東を運動量で上回った。

ただ、小阪昭典監督は「たまたま先制点が取れただけで、まだまだ甘い。もっと成長しなければ上のレベルではやっていけない」と手厳しかった。準決勝の藤枝東戦に向けて、「ウチは発展途上のチーム。格上のチームに本当に勝ちにいかないと得るものはないので、勝ちにこだわり、ベストを尽くしたい」と話した。

この日、先制点を含めて2得点の川崎は「藤枝東は一人一人がうまくて、強いイメージ。みんなでハードワークして戦いたい」と意気込んだ。

セットプレーからチーム2点目を決め、ガッツポーズする手塚

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