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ジュビロ磐田の横内昭展監督に聞いたアルビレックス新潟戦のポイントは?試合前日インタビュー


ジュビロ磐田の横内昭展監督が4月3日のアルビレックス新潟戦に向けて試合前日の2日、取材対応しました。報道陣との一問一答です。

ー前節から中3日で新潟戦。相手の印象とポイントを教えてください。
新潟はすごくチームとして戦ってくる。たくさんの人数が関わりながら前進してきて、ボールも大事にする。そういう意味では似たようなタイプのチームという印象。

ポイントは守備に関しても攻撃に関しても、精度を出していかなきゃいけないということ。それが出せないと、どうしても相手の時間が長くなってしまう。

ー過密日程が続く。昨季は夏場にターンオーバーをうまく使って乗り切った経験もある。監督のターンオーバーに対する考え方を教えてほしい。
出場時間が短い選手や出場時間がなかった選手が、どれだけ今出ている選手に近づけているか、もしくは追い越すまできているか。そういうところがなければ選手を入れ替えたりはしない。日頃のトレーニングでどれだけアピールしているかを一番重要視している。

もちろんチームの底上げを考えれば、いろいろな選手の経験値を増やしてあげたいと思うが、先ほど言ったことが大前提だ。

ー新潟は組織的に戦ってくる。磐田が組織として大事にしたい攻守のポイントは。
攻守の切り替えは前節も大きなポイントにしたが、手応えを感じている。この新潟戦でも、もう一度継続してやれるかどうかがポイントになってくる。

ー対新潟で気をつけたい部分、警戒してる部分は。
新潟はボールがあるところに人数をかけながら前進してきて、ミドルサード以降、足元(のつなぎ)から一気に背後に出てくることがある。サイドや前線にスピードのある選手がいるので、そこのケアはしっかり抑えていかないといけないかなと思う。

攻撃に関しては、我々も全員でボールをしっかり動かしながら前進していきたいので、そこの精度は上げていかなきゃいけない。

ー開幕してからここまで、特に守備から攻撃に切り替わった時の精度に苦しんできた部分があったと思うが、鹿島戦はその辺りもすごく良かったんじゃないかと思う。監督自身の手応えは。
攻撃から守備への切り替えはまだまだとはいえ、良くなってきた。少し進歩があるかなと。逆に、守備から攻撃へのところで、切り替えは早いが、そこに精度、クオリティーがついてこなかったシーンがあった。我々のミスからカウンターを受けるという場面がこれまでかなり多かった。鹿島戦では多少は成功率が良かったのかもしれないが、まだカウンターを受けた場面があった。まだまだかなと思う。

ー鹿島のある選手は「これまでの5試合で一番ピンチが多かった」と言っていた。それだけ相手に脅威を与えられたが、結果がついてこなかった。
やっぱり内容が良くても、結局、勝ち点を拾えなければ。この世界はすべて結果で動く。本当に強いチームは、自分たちが良い時にしっかり得点して、それをしっかり守り切って勝ち切る。たとえ自分たちのゲームではなくても、勝ち点を拾っていくチームが本当に強いチームだと僕は思っている。まだまだ足りない部分がたくさんあると思う。

ージュビロには惜しいシュートシーンがあったが、相手のブロックがしっかり入っていてギリギリを狙わなければならず、ポストの外に外れていくような場面もあった。これがJ1の厳しさでは。
そういう意味ではガンバ戦もそうだったと思う。我々はシュートの本数も増えてきているが、ブロックされる本数もかなり多い。ひょっとしたら崩しきれてないかもしれないし、最後のところはやっぱり昨年のJ2とは違って、相手がギリギリのところでコースに入ってきているのかもしれない。ギリギリのところのせめぎ合いが去年と全く違うのかなと感じている。

これに対しては、まず数を増やすことをもちろんやっていかなきゃいけないし、相手の強度がある中で精度の高いシュートが打てるようになるためのトレーニングにも取り組んでいかなければと感じている。

ー決定力を高めるのは難しい作業だが。
例えばシュートを相手にブロックされたり、シュートが外れたりしてしまうシーンで、もう1人多くそこに関わることができれば、逆にプレッシャーを少し軽減することができるかもしれない。より確率が上がるかもしれない。もう1人2人、最後のところに関わっていく作業で、決定力を上げることはできるかもしれない。
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