J2清水のベテラン吉田豊がチームに安定感

清水エスパルスの吉田豊選手がベテランらしい堅実なプレーでチームに安定感をもたらしています。前節千葉戦後半に相手ペナルティーエリア内での決定機で転倒した場面に触れ、「チャンスがあれば出ていく。空振りだけはしないように(笑)」と攻撃参加へ自虐的に意気込みました。
1-1で迎えた千葉戦の後半28分。清水は左サイドで山原怜音がボールを奪うと、カルリーニョス、乾貴士、松崎快とテンポよくボールがつながり、自陣からものすごい勢いでオーバーラップしてきた右サイドバックの吉田に松崎がパスを送りました。
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目の前には千葉まで駆けつけた約3千人の清水サポーター。勝ち越しに向け、鋭いクロスか強烈なシュートが期待されましたが、軸足の左足にボールが当たって空振りに。いきおい余って吉田がピッチにひっくり返ると、サポーターからはため息が漏れました。
吉田はあのプレーを「(長い距離を走っての攻撃参加は)珍しいでしょ。なかなかないよ」と振り返り、「きたきたきた…ズッコケかよ、みたいなね(笑)」と解説。「ビシッといいクロスを上げられたり、得点につなげられたりできれば、またレベルアップできた。自分の青さが出た」と反省も忘れませんでした。
逸機はありましたが、千葉戦はフル出場で勝利に大きく貢献。秋葉忠宏監督も「経験値はさすがで、守備も攻撃もかなり落ち着いている。周りを動かせる賢さもある」と信頼を置いています。
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