
【「季刊清水」56号】村松友視さん「ゆれる階」を出発点に
村松友視さんの自伝的作品「ゆれる階」を取り上げ、主な舞台となった旧清水市の岡地区を特集のテーマに据えている。特集名「岡に佇む」を含め、極めて高度な編集センスを感じた。村松さんご本人へのインタビューもさることながら、久能街道を辿る中田元比古さん(同地区内のクランクの謎など)のルポ、昭和9年生まれの鈴木芳子さんへのインタビュー、江戸時代に駿府と清水湊をつないだ「牛道」の論考をはじめ、優れた原稿が多数。(は)
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