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静岡新聞教育文化部

【「新潮」2024年6月号】町田康さん、「創作」を考察

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、雑誌「新潮」2024年6月号(新潮社)。創刊120周年記念特大号。
表紙に列記された約70人の作家の顔ぶれが超豪華。知らない名前がほとんどない。そんな面々の中に、同誌で「漂流」を連載中の町田康さん(熱海市)もいる。「朝は朝星いただいて」は、640ページを超える重量級の記念号にあって、どこか異彩を放つ軽妙なエッセー。結論の出ない「創作」「創意」についての考察。堂々巡りの議論、はぐらかしの筆致が実に町田さんらしい。読む人を「楽しませる」芸の引き出しが豊富だ、この方は。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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