東照宮に残る家康ゆかりの品々のお噺し

2021年11月21日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」は、東照宮に残る家康ゆかりの品々のお噺しです。
語り:春風亭昇太

久能山東照宮に収蔵されている家康の遺品には、家康の人となりが偲ばれる品々があります。織田信長や豊臣秀吉が好んだ華美な装飾があるものは少なく、地味ながら気品のある品々が家康の性格を物語り、その多くが重要文化財に指定されています。

40振を超える刀剣が残されている中でも、「長吉」と言う銘が付けられたこの鑓(やり)は、当時、一国の価値があるとまで言われたと伝わる名品です。

また、こちらの朝鮮版「和剤局方」(わざいきょくほう)と呼ばれる薬の処方が書かれた書物は、家康の趣味を物語ります。朝鮮の役で宇喜多秀家(うきたひでいえ)が入手したものを、のちに、家康が手に入れたと伝えられ、人一倍、健康に気を遣っていた家康らしい遺品といえるでしょう。

静岡市歴史めぐり まち噺し 今日のお噺しはこれにて。

静岡市の観光親善大使でもある春風亭昇太師匠の語りで、歴史や文化、特産品など、静岡市の魅力を紹介するミニ番組です。(毎週日曜日ひる12時54分放送)

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