
【富士山静岡交響楽団の「第123回定期演奏会」静岡公演】 壮麗な90分に大きな拍手

80人編成で全4楽章、約90分。起伏に富んだ壮麗な演奏が終わると、客席から(ここ数回で一番の客入りに見えた)熱を帯びた拍手が沸いた。それは、大曲に挑んだ静響へのエールにも聴こえた。特に弦の表情の豊かさに耳を奪われた。第1楽章ではホルン、木管の背後で絹糸のような繊細な音を響かせ、第2楽章では終始力強いフレーズを聴かせた。第4楽章では総がかりの歯切れ良いリズムで曲想を先導。ダイナミックレンジの広さに驚嘆した。(は)
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