1月31日放送「静岡発そこ知り」のテーマは『探せ!静岡のオータニさ〜ん』〜二刀流で頑張ってます〜。
宮下草薙のお二人と影島アナウンサーが、静岡で大谷翔平選手のように二刀流で活躍している達人を探します。
やってきたのは富士市中央町にある「吉原山 妙祥寺」。
1323年創建のお寺の副住職、もうひとつの顔とは?

3人を出迎えてくれたのは、副住職を務める川村さん。“二刀流”という言葉を聞いて、すぐに自分のことだとわかったと語るユニークなお人柄です。

「妙祥寺」の創建は鎌倉時代の1323年。古くから地元の人たちの厚い信仰を集めてきました。

煌びやかな本堂でひときわ目をひいたのは、大きな馨子(けいす)と呼ばれる仏具。宮下さんが鳴らしてみると、心地よい音色が響き渡りました。

さて、そんな副住職の“もうひとつの顔”とは何でしょう?

ここで川村さんからわかりやす〜いジェスチャーヒントをもらいました。
年に一度の音楽祭を通して、もっとお寺を身近な存在に

そうです、正解はDJ!副住職として日々修行に励みながらも、時間を見つけては作詞作曲など、音楽活動を続けているんです。

東京都出身の川村さん。若い頃は印刷会社に勤めながらバンドを組んでいて、全国ツアーをしたり、クラブでDJをやったりしていたんです。
26歳で結婚し、30歳の時に奥さんの実家のお寺に出家。同時に大学にも通って仏教を学びました。

川村さんが目指すのは“開かれたお寺”。普段は厳粛なこの本堂が、年に一度だけライブハウスに変わります!

それが『寺音祭(じおんさい)』と称して行われる音楽イベント。お寺を訪れる人が年々少なくなる中、もっと身近に感じてほしいと企画したんだそうです。

川村さん:私は婿で来たので、最初は「変なのが来た」と言われたりしましたが、十何年続けていたら「次はいつあるんだ?」と聞いてもらえるようになったんです。

川村さん:まずはお坊さん。そして音楽の道で色々な方を笑顔にできたらと思っています。
音楽イベントは葬儀が入らないGWの友引の日に開催するとのこと。ちなみに今年の『寺音祭』は5月4日に開催予定です。年に一度の非日常を体感してみませんか?