大井川流域の“木都”島田で見つけた!端材を燃やして、かまどでおこわを作る「落合製材所」

1月31日放送「静岡発そこ知り」のテーマは『探せ!静岡のオータニさ〜ん』〜二刀流で頑張ってます〜。

宮下草薙のお二人と影島アナウンサーが、静岡で大谷翔平選手のように二刀流で活躍している“達人”を探し、ご紹介していきます。

やってきたのは島田市金谷東にある「落合製材所」。大井川流域のスギ・ヒノキを扱っている大きな製材所です。

大井川流域の良質な木材を角材に

島田市はもともと林業が盛んな土地で、江戸時代には伐採した木材を大井川に流して運んでいました。「木都(もくと)」とも呼ばれていたんですって。
落合智美さん:静岡は温暖な気候なので、クセがないまっすぐな木が育つんですよね。
創業70年の落合製材所では、この上質なスギやヒノキを家の柱や壁に使う角材などに加工しています。
さらにヒノキを積み木にしたり、たまご型に削ってコマにして遊び道具に加工したりしています。
他にも木のしおりや札を作るなど、“大井川の木をもっと身近に”をモットーにしているんです。

端材を燃やしてかまどで作るあるモノとは?

ところで落合製材所には、木を使ったもうひとつの顔があるそうですが、それは何でしょうか?

ヒントは、智美さんの義理のお母さん・節子さんが作る「あるもの」です。
もうひとつのヒントは、木を削った時の端材を細かく割って有効利用しているという点。
正解は、昔からの「おこわ」。
今から15年前、節子さんは余った木材を有効利用できないかと考え、製材所の倉庫を改装してかまどを作り、地域の人たちと一緒におこわ作りを始めたんです。

愛情たっぷり、大人気の山菜おこわ

北海道の昆布と一緒に炊き込んだもち米に、山菜をたっぷり混ぜ込みます。
おこわは注文を受けた時やイベントなどで売られていますが、とっても人気なんです。

宮下さん:(食べてみて)うま〜い!染みるおいしさ!

節子さん:大井川の水で炊くから、またそこにおいしさがプラスされているんですよ。

製材所の木を使って作る、愛情たっぷりの山菜のおこわ。心和む、素敵な二刀流でした。

<DATA>
■落合製材所
住所:島田市金谷東1丁目1294
電話:0547-46-2518
営業:8:00〜17:00
休み:土・日曜日
※おこわの注文は5個〜

SBSテレビ「静岡発そこ知り」(水曜よる7:00)は1980年代にスタート。静岡県民のみなさんとともに歩んできた情報番組です。地元で、全国で、世界で頑張る静岡人に注目し、番組の原点である「静岡の”そこ”が知りたい!」に迫っていきます。番組公式サイトはこちら!

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