リアルとデジタルのいいとこどり!amazon styleって?
amazon styleというお店を聞いたことがあるでしょうか?まだアメリカ全土で2店舗しかないレアなお店!amazonの新形態のストアで、新たな購買体験ができるらしいです。
実は2022年にできていたらしいのですが、2店舗のうち1店舗はカリフォルニア州ロサンゼルス(LA)にあるので、1年遅れですが行ってきました!
LA(Los Angeles/ロサンゼルス)といえばロサンゼルスドジャース。かつて野茂秀雄選手が所属していたので有名でしょう(野球に不慣れな私でも名前は知っていました)。
最近では、大人気の大谷翔平選手が所属するエンジェルスも同じLAエリア。アナハイムという隣の都市が拠点です。※amazon styleも厳密にはLAの隣の都市グレンデール(Glendale)にあります。
LAの人口が約384万人と静岡県と同じくらいの人口規模で勝手に親近感! サイズは静岡県が7,777平方キロ(初めて知りました)に対し、LAは1,302平方キロと6分の1くらいの面積に、同じくらいの人数が住んでいます。日本人も多くいます。
話をamazon styleに戻して、さて、どんなところだったでしょうか?

amazonのスマイルマークにstyleの文字を載せたシンボルマーク。このスマイルマークだけでamazonをイメージできるブランド力はすごいですね。
中に入るとマネキンが飾ってあって、コーディネートしてあってと一見、普通のお店に見えます。

服だけでなく、サングラスなどのグッズも多数置かれています。

ここまでは普通の店舗なのですが、大きな特徴がすべてのグッズに付けられたQRコード。

このQRコードをスキャンするとその商品ページに飛ぶことができます。

1. サイズを選んで右下の「Start a room」をタップ。
2. 「Added to your room」との表記が。上には「あと4−8分であなたの部屋が準備できます」とでてきます。
そうなんです、気になった服についているQRコードをスキャンすると、私だけにカスタマイズされた試着室が用意されるんです。同じ携帯でamazonのアプリを使用しているからか、名前や情報は一切いれていませんが、私だと認識してくれています。まだ部屋ができるまで時間があるのでもう少しショッピングを。

4. そんな買う気はないんですが、気づけば5アイテムも…。
6. そしていよいよ部屋が用意できたという通知が!
部屋番号29。店内にはなんと40個の個室があるんです!


部屋は携帯で開けることができます。

おしゃれなクローゼットがある空間が広がっています。

クローゼットの中を開けるとそこには服が!!!あれ、でも選んだのとちょっと違う。
と思ったら、さすがamazon、レコメンドの機能を生かして私が選んでいない服もピックアップされています。画面の「Our pick for you」の商品がそうです。


中のタブレットを使って追加の服も選ぶことができます。結構試着しました(笑)。
買わない服はそのまま部屋に放置でOK。購入する服だけレジに持っていく仕組みです。

お会計も現金、そしてカード入要らず。amazonのアプリからIn-store Codeを出してレジでスキャンされて終了です。ここで持ち帰ることも可能ですし、家に送ってもらうことも可能とのこと。

デジタルの良さを生かしながらもリアルを大切にしたお店だなと感じました。選んだ服を持っていく必要もない(※)ので、ついついいつもより選んでしまいがち?そしてレコメンドされると、それも試着してしまいがち? 店員さんに「違うサイズを持ってきて」と気兼ねすることもなく頼みやすい!
(※)裏側では倉庫から人が出して運んでくれています。
エンジェルスのスタジアムからは車で1時間20分ほどかかりますが、ハリウッドからは30分ほどの場所にあります。日本からお越しの際には是非トライしてみてください!

ということで、試着体験だけ、と入店したのですが、ついつい購入してしまいました。ゴルフ、上手くなりますように!
オフィシャルサイトには動画がありましたので、是非ご参考に。>>>amazon style
文:萩原諒
2008年に静岡新聞社・静岡放送入社。広告営業に沼津、東京、静岡で従事。2018年より経営企画部。2022年よりハワイ報知出向、カリフォルニア州クパチーノ駐在。メディア業界のリサーチ、スタートアップ探索、VC投資などを担当。