【佐内正史さんの写真展「静岡詩」】 史上最大の冒険?
2003年木村伊兵衛賞の佐内さん、地元初個展。静岡県民、特に静岡市民なら誰もが知るあの場所この場所を、新プリントで提示。写真家の瞬発力で目の前の「日常」を切り取り続けてきた佐内さんにとって、自分自身が深い縁で結ばれた領域を主題にし、展覧会にその名を冠すのは史上最大の「冒険」だったのではないか。情や郷愁がまとわりつく静岡での撮影は、相応の心構えと工夫が必要だったはず。そうした葛藤に思いをはせながら鑑賞。
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