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東レアローズ男子バレーボール部のルーキー重藤トビアス赳選手に健気な一面!オフは新入社員らしく“フルタイム出勤”

バレーボールVリーグ男子・東レアローズの新シーズンに向けた選手インタビュー第2弾はルーキーの重藤(しげとう)トビアス赳(たけし)選手(22)です。4月入社ですが、昨季途中から内定選手としてチームに帯同し、主にピンチサーバーとして出場しました。

 他の部員が5月に2週間のオフを過ごしている間、新入社員らしく平日はフルタイムで勤務をしていたそうです。「2週間しか(フルタイムで)いないので、たまっている仕事で誰かがやらなきゃいけない仕事を僕がやることで、みなさんが仕事に集中できるようになったらと思ってやりました」と健気な一面を見せてくれました。

狙うはスタメン ピンチサーバーで満足はしない!

昨季、リーグ戦を経験したことで、オフシーズンにやるべきことが分かったようです。「ピンチサーバーの役割はある程度発揮できたという手ごたえがある。ただ、精度をもう少し上げていかないといけない」。新シーズンは「昨季より試合に関わる回数を増やすこと」「チームにとって必要と思われる存在に近づくこと」が目標です。

もちろん、ピンチサーバーで満足するつもりはありません。アウトサイドヒッターのスタメンを取りにいきます。「そういう気持ちを持っていないと、ここにいてもつまらないですから」。

昨季を通じてチームで活躍したのは、攻守に安定感のある日本代表の富田将馬選手。ベテランの米山裕太選手のレシーブ力のような「武器」も身につけたいと感じました。安定感のある守備に攻撃力を兼ね備えた選手を目指します。

小学生のころからラジオ好き 魅力は「レトロ感」 radikoにはなじめず

さて、バレー以外のこぼれ話です。重藤選手は小学4~5年生のころから日常的にラジオを聴いていたそうです。ラジオとの出合いはある日、「母と一緒に河口湖のほとりにある母の友人宅を訪ねた時」。

そこにあった小さなラジオをつけてみると箱根駅伝の中継が流れてきたそうです。音(声)を聞きながら情景を思い浮かべるという体験が新鮮だったようで、その年の誕生日プレゼントにはラジオを買ってもらったそうです。

地元(神奈川県)のFMヨコハマが固定の周波数で、音楽番組などを自室で流しながら過ごすのが日常でした。ラジオの魅力は「音がクリアじゃない」「周波数をきっちり合わせないと聞けないレトロ感」「知らない誰かと一緒に聞いている感じ」とのこと。

三島市に移住してから、FMヨコハマが聴けなくなったことを残念がっていました。ちなみにradikoは「リアルタイムから遅れる」ことがなじめないそうです。

趣味はサイクリング 伊豆半島1周を達成!

重藤選手はこのほか「サイクリング」が趣味であることも明かしてくれました。5月の休みを使って伊豆半島1周(イズイチ)を達成しました。東レを選んだ理由の一つに、「サイクリングができる環境として適しているから」という点も含まれていたそうです。


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シズサカ シズサカ

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