富士山にどなられた作家沼津にいました。芹沢光治良記念館の企画展が絶賛開催中。

ぬまつー

来年の5月31日までの約半年間。我入道にある芹沢光治良記念館でパンチのあるタイトルの企画展その名も、「光治良思い出の風景~富士山にどなられた~」が絶賛開催中。


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沼津市の名誉市民の一人、芹沢光治良が見た沼津、富士山、市内や東京、さらには海外の景色まで。写真や資料、文章を通して、「風景が作家の人生観や作品にどう染み込んでいったのか」をたどっていく内容になっています。


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おさらいすると芹沢光治良は1896年(明治29年)生まれ、沼津育ちの作家。コージローという名前で親しまれていますが、本名はミツジロウさんらしいですよ。医師を志してフランスに留学し、医学と文学の両方にガチで向き合った人。ノーベル文学賞候補にもなった、実は世界レベルの沼津人。

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そんな芹沢光治良が見た風景って気になりますよね。企画展を見てから芹沢文学を読んだり、光治良の作品を読んでから企画展を見ると、あーこの風景がこの文章の伏線になってるんだなーみたいな発見があるかも。


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芹沢光治良記念館の入館料は大人100円、小中学生50円で市内の小中学生は無料。基本的に月曜日が休館となっています。


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そうそう、企画展はもちろんのこと、芹沢光治良記念館の建物自体もいろんな発見があるんですよ。例えばエントランスの広めの階段は、沼津の波を表現していて、段差が違っているんだって。


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他にも、天井が松葉をモチーフにしていたり、証明が漁具をフィーチャーしていたり。

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戦後モダニズム建築の代表的な建築家・菊竹清訓(きくたけ きよのり)による設計で、西洋の教会建築をモチーフにした左右対称・鉄筋コンクリート造の構造を用いながら、内部外部の光や視線の取り込み方に工夫を凝らし、静けさと深さを併せ持つ場所になってるんですねー。


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あと、芹沢家の家紋なんかもあしらわれているんです。記念館に足を運んだら、こういったところも注目してみるといいかもしれません。



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