
【ぬまつーグルメ】今も昔も変わらぬおいしさ冨士家製パン所。3代に渡ってレンガ釜で焼く食パンはみんなに愛されパン(沼津市本郷町)
食パンに少し似た形のこちらのお店、冨士家パンさん。昔から地域のみんなに親しまれているパン屋さんです。
お仕事終わりに向かった夕方17時頃。
既に残っているパンはあと少し。美味しそうなコッペパンたちや、
※店内許可をいただき撮影しています。
最近始めたというライ麦パン、その他の甘いパンたちもとても美味しそう。差し入れにラスクも良いな〜。なんて、あちこちに目移りしながら見つけたのはパンのみみ、50円!?クラストっていうみたい。美味しい端っこがこんなにたくさん入ってこのお値段、迷わず手に取りレジへとGO。レジでお話しながら、あの富士山の絵素敵だなぁ、、、と思うのとほぼ同時に
かっ、、、
かっこいい暖簾!!長いこと大切に使われてきたんだろうなぁ、、。店先は最近新しくしたそうで、暖簾はもうかけていないけれど、リニューアル前まではかけていたみたい。その頃みたかったなぁ。なんて、いろいろお話をしていたら、
なんと創業当時からずっと使っているという奥の焼き釜をご厚意で特別に見せていただけることに!!
これまたとってもかっこ良すぎるレンガ釜。関東大震災をきっかけに初代が横浜から沼津へ移り住み、昭和初期にこの場所でパン屋をスタートさせてからずっと使っているそう。
時間の積み重ねを静かに物語るこの釜、、、
中がとーーーーっても広く大きい。今でもこうして食パンを焼くそう。なんと一度に60本も焼けるのだとか。今はそこまで入れる機会もあんまりないそうだけど、昔は一度にたっくさん焼いていたみたい。慣れた手つきで、すーーーーっと奥へ運び入れる(様子を見せてくれる)3代目の中山さん。ありがとうございます。(;;)
腕がとっても逞しくカッコ良い、、。一級パン製造技能士という上級の国家資格をもつ立派な職人さんです。このお仕事、子どもたちにもぜひ知ってほしいなぁ。
火はなんと
当時から薪ではなく、このバーナーを使っていたそう。今はもう製造されていないものみたい。部品が造られなくなってしまったら、替えもきかなくなりメンテナンスも大変。そんな貴重なバーナーで1時間しっかり釜を熱し、なんとパンは余熱で焼くそう。すごい!
そしてこちらが、、、
ずらーーーっと並ぶ食パン型!沼津生まれのみんなはきっとこのパンで育ってる。ついつい買いすぎました。私の後に入ってきた常連さんたちはみんな揃って食パンひとつ〜、と買っていきました。生活に欠かせない食パンをこうしていつも同じお店に買いに来るっていいなぁ。
この後、戸田へ行くんです〜なんて話をしていたら
戸田だとあまみやさんにいつも卸してるよ〜って中山さんが教えてくれました。
着いた頃には陽が沈んでしまったので、今度またあまみやさんのところへ中山さんのパン食べに行こうっと。
冨士家製パン所
静岡県沼津市本郷町9−1
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