【中伊豆を通り伊豆の最南端を目指すドライブコース】天城の“珍スポット”に下田のペリーゆかりの観光名所、自然がつくり出した絶景を堪能

今回は、中伊豆を通って、伊豆の最南端を目指すドライブコースのご紹介です。

最初は珍スポットの「妙徳寺」へ

まずは、「トイレの神様」や「下の神様」として知られているちょっとした珍スポット、天城の「妙徳寺」に向かいます。東名高速道路「沼津IC」を下りたら、そのまま伊豆縦貫道に乗り、一気に月ケ瀬ICまで行きます。途中料金徴収所がありますが、ETCや電子マネーなどは使用できないので、現金のご用意を。

伊豆縦貫道を下りて、信号機を左折して国道414号を5分ほど進むと「市山」のT路地の信号機があります。そこを左折してすぐ見えるのが妙徳寺の「表参道入口」です。「おみやげ やきもち くさもち」ののれんが出ており、お餅や大福を売っています。手作りのお餅がとってもおいしいです!


妙徳寺の中には「おさすり おまたぎ」といお部屋?があり(写真はお見せできませんが…)ここでお参りすると、下の病気・おねしょ・子宝・生涯下のお世話にならないなど、ご利益があるようですよ。

お土産にもおすすめ「東京ラスク伊豆ファクトリー」へ

次は信号機を進んですぐの「東京ラスク伊豆ファクトリー」に寄ります。バラエティ豊かなラスクは、手土産などで一度は食べたことがあるのではないでしょうか。売店では、様々なラスクはもちろん、12時からは本数限定でラスクパンまるまる1本の販売もしています。焼きたては、そのままかぶりついてもおいしい!また、ジェラードの食べ放題やお子さん用のプレイルームなどもあり、店内からはラスクを製造している様子も見学できるので、寄ってみる価値ありです!

黒船でやってきたペリーで有名な下田へ!

ここからは一気に414号を南下して「下田公園」に向かいます。途中には「河津七滝ループ橋(かわづななだるるーぷきょう)」があり、2重のループで45メートルの高低差を一気にぐるぐると下りていく感じが、何度通っても面白いです!

「下田公園」には、丘の上から下田の町や海を眺めることができるスポットもあります。また、毎年6月に「下田公園あじさい祭り」が開催され、期間中は、あじさいの鉢植え販売のお店や飲食店が並びます。100種類以上の色とりどりのあじさいが丘の上に咲き誇る様子は圧巻です。

「下田」といえば、黒船でやってきたペリーが有名ですね。公園近くには、海に面した「ペリー上陸の碑」や趣のある「ペリーロード」・「下田開国博物館」などがあり、辺りを散策するのもおすすめです。

上から見下ろすとハートの形!「竜宮窟」

次は、車で10分ほどの「竜宮窟」と「田牛サンドスキー場」に向かいます。有料駐車場に車を止めて、まずは「竜宮窟」を見ることができる遊歩道を歩きます。「竜宮窟」は直径50mほどの天窓が広がる洞窟です。上から洞窟を見下ろすとハートの形に見え、下から見ると穴の向こうに広がる海と空がとても美しいです。


元の駐車場に戻ったら、今度は傾斜30度・長さ45m・幅100mの「サンドスキー場」へ。天然の砂ゲレンデで、ソリなどを持ち込んで滑ることもできるそうですよ。スリル満点の体験をしてみてはいかがでしょうか(ケガのないよう注意しましょう)。横の岩場に登って見下ろす景色も良かったです。

伊豆最南端の岬「石廊崎オーシャンパーク」で絶景堪能

次は車で25分ほどの伊豆最南端の岬「石廊崎オーシャンパーク」に向かいます。ジオパーク案内やインフォメーション、フードコートやお土産を買うことができる「休憩棟」前には、有料駐車場があるのでこちらに車を止めます(休憩棟・駐車場は16時には閉鎖されるのでご注意を)。「石廊埼灯台」(9:00〜15:30)や崖に建てられた「石室神社」、岬の先にある「熊野神社」を歩いて巡ります。切り立った崖の岬から見る景色は絶景ですよ。

今度は、車で5分ほどの「ユウスゲ公園」に向かいます。名前にあるように、7~8月中旬頃には、ユリ科の黄色いユウスゲが丘一面に咲くそうです。丘を登ると、一面の大海原を眺めることができ「出会いの鐘」がある場所には、カメラスタンドもあるので、自分も入ったお気に入りの写真が撮れますよ。

自家製スイーツを楽しめる海沿いのカフェ

次は「ユウスゲ公園」から300m程の「SOUTH POINT」というカフェがある「あいあい岬」に。ここからの景色も素敵です!店内はおしゃれな雑貨や伊豆のお土産もあり、店内や店外で飲食することもできます。早速オーダー。「ゼリー&アイス」は、自家製季節のゼリー(今回はいちご)の上にたっぷりのソフトクリームがのってずっしりと重く、いちごのつぶつぶが入ったゼリーもすごくおいしい!

ホットドック「LOADEDHOTODOG」は、プッキプキのソーセージに、たっぷりのビーンズシチューが詰め込まれ、その上にのった焦げチーズと生オニオン&パセリでボリューム感もあり最高!こだわりの手作りだけあって、とてもおいしかったです!

最後は地層や石切跡を観察できる「室岩洞」へ

最後は、車で40分ほど松崎町の「室岩洞(むろいわどう)」へ。139号沿いに駐車場があり、脇道を歩いて下りて行きます。昭和29年まで伊豆石を切り出していた石切り場(石丁場)の跡地で、トンネル状の石丁場内の地層や石切跡を観察できます。洞内は8時半~17時まで照明が点灯していますが、今回は17時を過ぎてしまったため、中は真っ暗で携帯の明かりを頼りに進みました(汗)。明かりを照らしたら、たくさんのコウモリがぶら下がていてる所があり、急にコウモリが飛び出してきたので「ギャー!!」となったので(笑)、明かりのついている時間の見学をおすすめします!


帰りは、松崎の夕陽を眺めながら帰ります。岩が浮かぶ海に沈む夕陽はとても美しかったです。

今回は、伊豆の最南端を目指しながらの楽しいドライブになりました。中伊豆や南伊豆には、まだまだおすすめスポットがたくさんありますが、今日はここまで!魅力あふれる伊豆へGO!

文・KAITO

静岡新聞SBS有志による、”完全個人発信型コンテンツ”。既存の新聞・テレビ・ラジオでは報道しないネタから、偏愛する◯◯の話まで、ノンジャンルで取り上げます。読んでおくと、いつか何かの役に立つ……かも、しれません。お暇つぶしにどうぞ!

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